朝10時リバプールのセンター出発のツアーに参加するために、逆算した
時間にYさん宅を出発。
念のため早めに出たので、9時20分頃到着。お茶でもする事に。
朝ご飯を食べてなかったので、ちょっとなんか食べようかなーとメニューを
見ると、フル・ブレックファストが安い!紅茶とトーストをつけてもかなり
安かったので、私はそれにしました。うーん、やっぱりリバプール、物価が安い!
ゆっくり食べるほど時間はなく、急いで食べて集合場所へ。
時間ぎりぎりで無事到着し、いよいよナショナル・トラスト・ツアーに出発。
思ったより小さめのバスで、定員15名ぐらい。運転手兼ガイドさんがいろいろ
解説してくれながら、まずはジョンの家へ。
ジョンが5歳から23歳まで住んだ家です。オノ・ヨーコが買い取って、ナショナル
・トラストに寄付したそう。そのおかげで、中が公開されるようになったわけです。
オリジナルの物はほとんどないものの、その当時よく使われていたような物や、
写真が残っている物はなるべく近いものを探して再現され、当時の生活が想像
できるようになっていてなかなか興味深いです。まさにこの部屋のこのコーナーで
撮ったというような写真が、その場所に飾ってあったり。
ジョンの乳歯とか、子供の頃に書いた自分の名前の直筆メモ。成績表なんかも
あって、ファンにはたまらん充実ぶりです。
一通りガイドのおばさんが部屋を案内してくれたあと、しばらくの時間好きに見て
まわれます。その案内の際に、ちらっと見えた壁に貼ってある学校の集合写真。
それがじっくり見たくてその部屋に戻ると、ガイドさんが「どれがジョンかわかる?」
と聞いてきました。クラス写真じゃなくて、全校生徒が写ってるのかなって感じの
数百人の写真。ざっと見てすぐわかってしまいました。
「これ?」と指差すと、ガイドさんびっくり!
「なんでわかったの?あっ、前に写真を見た事あるんでしょ?」って。
確かにジョンの部分の拡大写真は見た事あったけど、全体の中のどの辺にいるかは
もちろん知らんかったわけで、我ながら「私ってすごい!」と思ってしまいました(笑)
なんかねー。ぱっとすぐ目に飛び込んできたんよねー。
家を出て、家の前へ移動。家の中は撮影禁止だけど、家の前では撮影OKなので、
もちろんみんな撮りまくり。
そうしてるうちに、時間がきて、次の目的地、ポールの家へ。
ジョンの家は、セミ・デタッチド・ハウス(2戸連棟)で、ポールの家は、テラス・
ハウス(3戸以上連棟)。
ジョンはワーキング・クラスだと思われてるけど、中流の暮らしをしてたようです。
ミミおばさんはかなりポッシュな人だったようで、ジョンの友達もおばさんの気に
いらなければ入れてもらえなかったそうで、リバプールなまりがひどく、あまり品が
よくないジョージは問題外!ポールは気に入られていたそう。
ポールってそういう取り入り方うまそう(笑)
ポールの家は、確かにジョンの家に比べると全体に小さいし貧しそうだけど、こじん
まりしていてかわいい家です。
ポールは早くにお母さんを亡くして、お父さんが男手ひとつでポールとポールの弟を
育てたので、お父さんが働きに出てる昼間は誰もいないわけで、ミミおばさんがいつも
家にいるジョンの家より集まりやすかったのか、ビートルズの初期の作品はこの家で
作られたものが多いそう。
ポールの家は、残っている写真や弟のマイケルの協力により、裏庭の洗濯物まで
なるべく当時のままに再現されているそうです。でもジョンの家にあったような、
直筆のものとかそういうものがほとんどなくてちょっと残念。
家の中のあちこちに、若い時のポールの写真が飾ってあって、そのポールがめっちゃ
かわいい♪ビートルズ初期の頃のポールはほんとかわいくて、大好きです。
ポールの家の前でももちろん写真を撮って、バスでセンターに戻りツアー終了。
いやー、満喫しました。久しぶりにビートルズ熱がちょっと戻ってきたかも。
ビートルズ祭りはここで終了(笑) リバプールで他に有名と言えば、大聖堂です。
まずは「メトロポリタン大聖堂」へ。めっちゃモダンでおしゃれな感じです。
中に入る前に併設されてるカフェでランチをしました。
これまたおしゃれ。リバプールなかなかやるな。すべてがこじゃれてる感じ。
ジャケット・ポテトまでもがしゃれてます。
このカフェでYさんの旦那様、ジョンさんと合流。一緒に中に入り、荷物を持って
待っててもらいました(笑)
円形になっているので、ゆっくりぐるっと一周。天井のステンドグラスからの光が
幻想的で素敵でした。
お次は「リバプール大聖堂」へ。全英で最大のアングリカン大聖堂であり、20世紀の
建造物としても最高のもの、だそう。確かにめちゃめちゃでかくて、フレームに入り
きらず、全景の写真が撮れませんでした。
ここはメトロポリタンとはまた違って、歴史を感じる壮大さ、圧倒されるような迫力
がありました。
ほんとは塔の上まで登りたかったんだけど、日曜日なので早い時間に終了していて
登れませんでした。残念。
まだ帰りのバスまで時間があったので、「ザ・ウォーカー美術館」へ。
それから、もう時間がそんなにないのにジョンさんが隣にあるミュージアムに行こう
と言うのでついていくと、なんか子供向きっぽい自然史博物館系の所で楽しそう。
そこのある階に一直線に向かうので何があるんかなーと思ったら、蟻の生態を観察
するブースでした。
切り取った葉っぱを、ロープをつたって巣まで運ぶ様子が見られます。
ジョンさんはこれを私たちに見せたかったらしい(笑)なかなかおちゃめな人です。
これでタイムオーバー。バス停で、Yさんジョンさん夫妻に見送ってもらい、リバプールを後にしました。
すっごい充実して楽しい週末でした。Yさん、ジョンさん。ほんとにお世話になりました。ありがとうございました<(_ _)>
Oさん、誘ってくれてありがとう〜!